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The John's Guerrilla OFFICIAL BLOG 「Seize The Time」
Leo(vo,g)、Ryoji(g)、Kaname(b)、Junichi(ds)

2004年結成、2007年、渋谷を中心に始動。現代のUK、USインディロックシーンや、60's / 70'sの多様なカルチャーやアートからインスパイアされ、独自のデフォルメを加えながら辿り着いたサイケデリックなサウンドアプローチは、都内ライヴハウス、クラブシーンにおいて圧倒的な支持を獲得中。ファッション、アート界をも巻き込み、MySpaceや口コミでFM各局関係者や各メジャーメーカーが殺到。現在盛り上がりをみせている、海外インディロックの影響直撃の若手バンド勢にして最右翼と評されており、メロコア、パンク以外では成し得ていない英詞ロックシーンを確立すべく、2008年6月25日についに初の音源をCRUXレーベルよりリリースした。


RELEASE INFORMATION
The John's Guerrilla
on sale
1st. Double A Side Single
「Shoot the radio/  Shadow disco」

1.Shoot the radio
2.Shadow disco
3.Jewel(LIVE)
※Shoot the radio PV収録
RTC-005 / ¥799(tax in)
弱すぎるわけではないが、、強すぎるわけでもない。人生は続く 今村 怜央
昨日は震災から、一年。

ツイッターやフェイスブックでは、黙祷を捧げる人々、

テレビはもちろん、

ニュースサイトでも、世界中でも日本に向けられたイベントが行われていた。

みんなは元気にしてるか?

東北に親族、家族がいる友人たち、ここをみてるかもしれないみんなのまわりの調子はどうだい?

まさに、みなの復興と健康を祈るばかりだ。



約2万人が一瞬で飲み込まれた震災。

2万個の人生が消えた。

俺や、あなたは1個の人生を持つ。

×2万回。


今まで人類では、たくさんの震災はあったし、

歴史の数ほど戦争や人災もたくさんあった。

マンモスがいたころからずっとだ。


俺達の先祖は、そうやって、たくさんの争いや、自然淘汰に、まさに奇跡のような体験を経て、打ち勝って、

この現代の俺達に、生を授けて、とどけてくれている。


おそらく、おれたちの先祖さまで、悲しい経験をしたことのない人間などいないだろう。

みんな愛する人が死んだら泣いて、

弔い、

うれしい時は、笑って、

友人とけんかして、

たまには、飲んで、

裏切りや、

恋の争いや、

時には、家庭関係が悪い環境のひとたちもいただろうし、

悪いことも、悪い時もあれば

いいことも、いい時もあった。

狩猟民族の時代、農耕民族の時代の先祖さまから、江戸時代、昭和、現代、

命はずっと、続いてる。ここまで。




2011年、おれたちの時代に、おれたちの国で、地震が起きて、

そして、原発はぶっ壊れた


1年前に、震災後は、雨に濡れるとやばい。

外に出るとやばい、

何を食べると放射能に効くやら、

ツイッターなどで、さまざまな情報で、またたく間に広まり、

おれの周りでも、実践したりしてる奴はいたし、

色々なアドバイスは受けた。



そして、1年。

よくわからない、やたら激しかった自粛ムードは、完全に消え、活気をとりもどしてきた(おれのまわり)、

しかし、放射能は、ずーーーーっと、

垂れ流しのままだ。

なんとなく、

ごまかしながら、

まるで、放射能対策なんてブームでもあったかのような感じだ。


原発近くの、人々や、

情報を調べ、移住したやつもいれば、

東京にくるときは、必ずマスクをつけてる人もいる。


しかし、臭いものにはフタを

ではないが、


俺も、悲しい現実や真実は、みたくないし、

できれば何もなかったように暮らしたい。




今月、俺の友人に生まれた赤ちゃんの指が6本あった。


たまたま3人目の子供だけ、そうゆう運命で生まれたのかもしらない。

もしかしたら、放射能が関係あるのかもしれない。

だけど、おれが一番伝えたかったのはね、


その友人はハーフで、子供はクオーターになるんだが、

その入ってる血の外国の言い伝えでは、


手が6本の子供は、神様の申し子なんだってさ。

幸せの証なんだって。

その子は、日本で生まれてるから、いじめとか怖いし、2歳になってから手術の予定みたいだ。



人間は、悲しいとか、怒りとか、どれだけの負の感情だけでも、死ねない。

自ら行為をしなければ、死なない。

死にたいと、一瞬ですごく思っても、思っただけじゃ死なない。

ある程度健康なら、

食べて、寝てれば、

死なない。


人間はそんなに、弱くない。


俺はそれは、先祖から、現代に生きる人間に流れてる耐性だと思ってる。


だけどな、

2万人の人生を失ったいま、

この国だけでも、

1億何千何百万個の人生は、これからも続くんだ。



悲しみや、

喜び、

幸福や、

不幸は、


人間の長い付き合いになる親友だ。


おれたちは、人間という強い生物だ。



2万個の人生は想像すらできない、

俺は1個で精いっぱいだ。



だけど、こうやって、

俺の1個の人生の中で、友人や、愛する人々に、

見えない放射能という死神の、取り立てにきてる音が確実に聞こえたら、

今よりも、おそらく

人生を捧げて怒らずにはいられないかもしれないし、

正常でいられるだろうか?







どうか、この震災で、生き残った1億何千何百万のひとたち、

現在も解決策は分からず、

復興の問題も山積みだ。

いつまで、続くか分からないが、


どうか、先祖から続く素晴らしい人間の命や、営みや、暮らしを、

慣れでもいいし、

ごまかしでもいい。

なんだっていい。


とにもかくも


放射能や、問題に打ち勝ちながら、

強く生きて欲しいと願う。

忘れてたなら、これをきっかけに一瞬でも思い出してくれ。

見えない死神との戦いは、静かにはじまってる。

あなたの方法で、打ち勝って、生きてくれ。





全能でもなく、

すべての問題を解決出来るわけなく、

ヒーローが来てくれるのを、

まるで朝焼けが来るの待ちながら、

祈るしかできない、


人間という生物は、弱すぎるわけではないが、、強すぎるわけでもない。



どうか人間の美しい人生が、この先も続きますように。



静かな戦いは、これからも続く。


震災から、1年目と、一日目。

黙祷。

これらの言葉を

明日を生きる友人たちに記しておく。






by emm_tjg | 2012-03-12 20:26 | Trackback | Comments(0)